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執筆者の写真征彦 浦田

持続が更に困難となる故郷、大きく成長する台湾を不動産で比較する日。




中心地の地価が低下する故郷、数か月で不動産価値が2桁上昇する台北。

「持続可能な街づくり」は、日本の多くの過疎化が進む街で掲げられる「耳に心地良い」セリフです。しかし、持続出来ないハコをやみくもに増やし、失策で持続を困難にしたあげく、ハコを統合・廃止することでは、豊かな街づくりには程遠いものです。

この現実をジブンゴトとして認識しなければ、住みやすかった街も年々暮らしにくくなり、魅力ある街はその魅力すらも衰えていくことでしょう。

豊かに住み続けられる街、訪れる魅力のある街、その影響は、不動産価値としても評価されるものです。

今日の一枚は、30代そこそこ、たった数名で億単位の物件の室内設計から工事までを国際レベルの質で行う台北のAMDesignのメンバーの皆さんとの一枚。

台北といえば、既に東京を超える不動産価格のみならず、半導体を始めとするグローバル企業の成長も影響し、台北全体の価値は日々上昇を続けています。福岡を超える高さと開発されるビルの内装を請け負う会社の多くが、若くクリエイティブな人材に溢れています。AMDesignは、その中でも高い評価を得ている会社であり、代表のピーターさんは若くして起業された一人です。

唐津にも起業マインドに溢れた若い人材は多くいますが、唐津市としてインキュベート(設立前から起業家を支援・育成すること)の環境が脆弱であること、またそれを支援するはずの先輩層が若い人材の可能性を委縮させたり、時に阻害してしまう現状を大変危惧しています。

福岡県の恩師が常に語られていた言葉「一流は人を育てる」。恩師がその言葉通りの姿勢で、多くの若い人材を会社の枠を超えて支援されていました。台湾でも共通して見ることができる各界のご先輩の姿です。経済、観光、教育、健康、環境それぞれに若い人材を支える街は、不動産価値が大きな恩返しを街全体に送り返してくれるのではないでしょうか?

「持続可能な街づくり」は、Takingではなく、Givingのはず。自分より若者へ、弱者の方々へ、街へ、コミュニティーへ捧げる心が大切です。台湾で頑張る若い方々との会話もまさにその心で満ちていました

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